Ｐｅｒｓｉｓｔ～執着～ １ 「――」 目の前にいる少年の瞳に、一瞬だけ強い影が浮かんだ。男は少年の裸身に回した手を止めて、その顔を窺う。 「どうした？」 「･･･なんでもねえよ。ただ、空が眠りについただけだ」 「そうか。ではこれからのことは本当に私たちだけしか知らないことになるわけだな」 少年の顔を見据えて、男が口元に笑みを張りつける。これまで妄執していた〝もう一人の少年〟の意識がなくなったと聞かされても、男の表情には特別な変化などなかった。 所詮男の真意などこの程度のものかと、唾棄したい思いで少年――夜は水都に冷めたまなざしを送る。 男の手が、膝に乗り上げている夜の肌をさらに撫で回しはじめた。 夜の身体を故意に高めるようにその肌を辿りながら、男が、当たり前の感覚でその言葉を唇から落とした。 「無論、私が賭けに勝った暁には、おまえの中で眠った空を起こす方法も吐いてもらうからな」 「――」 「それが賭けの条件だろう。おまえと、空と。だからこそ最高の賭けになるんだ」 「おいおい。完璧な肉体とか言ってオレを持ち上げといて、オレだけじゃ満足できねえわけか？」 声を高めて揶揄してみせた夜に、水都は淡白に言葉を継いだ。 「それとこれは話が別だろう。おまえが手に入らないのは惜しいが、空がいないのは根本的に違う」 「・・・はっ」 夜は水都の顔を嘲りを込めて見下ろす。そのくせ自分がかなり不機嫌になっていることに、夜自身気づいてはいなかった。 自分の登場を歓迎しつつも、この男の本心はやはり空に向けられているというわけだ。あれほどこの男から逃げたがっていた空に、優先順位を定めて。 あんなに傷ついた少年をこの男はさらに追いかけ、手に入れようとしているのだ。 自分が、最も愛しく大切に想っている空を。 ――この男も。 「もしオレが負けたらオレのことは好きにしていい。ただし空には手を出すなと言ったはずだよな？ もう忘れたのかよあんた。物覚え悪すぎ」 「お前次第だとも言ったはずだな。勿論お前から簡単に聞き出せるとは思っちゃいないさ。だがお前が隙を見せたら当然空も私のものだ。というより――」 そこで一度言葉を止めると、水都は挑戦的なまなざしを夜に投げかけた。 「あれは初めから私のものだ。そうだろう？」 「そう思い込むのはあんたの勝手だけどな。しかしなんであんたが、そこまで空に執着するのかわかんねえなあ。空はあんたから逃げたがっているのに、それでも空のこのケツを追いかけまわすわけだ？ ま、空ン中がイイのはオレにもわかるけどよ」 「おまえに話すことではないな」 わずかに眉根を寄せ、男が話を切り上げた。夜も、これ以上この男とおしゃべりをしようという気にはなれなかった。ただ、確認がとれればいいのだ。 この男が空に対してどう思っているのか。 空をほしがっているという確認ができれば、自分の中の独占欲に、火がつく。 絶対に、空を渡さないために。 「ふん。まあいいさ。それよりそろそろはじめようぜ」 「私のほうはいつでもかまわないがな」 「最初に言ったように、先にイったほうが負けだぜ」 「承知している」 互いに譲らない視線で、互いを見つめる。 ただのセックスとは違う――これは、執着と執着のぶつかりあいなのだ。 二人の男たちのやりとりを知ることなく、すべてから逃げたがった少年の意識は、ひっそりと眠り続けていた。 ２ 数学教諭室の中に、湿った水音が響きあう。同じ室内には眠っている少年が二人いるのだが、互いにその存在を気にする様子はなかった。おそらく行為の最中を少年たちに見られても、一向に構わないのだろう。 深いくちづけを繰り返しながら、水都は少年の肌に手を這わせた。それまでさんざん嬲ってきた体を、新しい感覚でもって追い上げていく。固くしこってきた胸の突起を指の腹で押しつぶし、押し上げ、あるいは爪まで立ててみせた。もう一方の手でつかんだ少年の勃ちあがったそれも、先端を巧みな指使いで責めながら扱いていく。 また夜のほうも男にされるがままになっていたわけではなかった。男の首に回した片腕で自分の身を支えながら、男のシャツのボタンをはずし、その中に手を差し込む。男の固い筋肉を押し包んだ肌を、滑らかな指先で愛撫していった。 唾液の糸を引きながら唇が離れる。それを惜しむようにもう一度だけ唇が重なったあと、男の首筋に顔を埋めたのは夜のほうが先だった。水都の首筋を舌で舐めあげ、ときおり歯まで立てた。 「･･･っふ･･･さすがだ、夜。空はそんなことはしなかったな」 「あんた、本当はけっこうマゾっ気あるんじゃねえの。くく･･･今のでしっかりさらに勃ってんじゃねえか。空に対して鎖とか玩具とか使うのも、本当はあんたが使われたい口なんだろう。ココも、あんたが空にしていたみたいに縛ってやろうか？」 夜は男の胸元に這わせていた手を、再び勃ちあがりかけた男自身に移した。その形をなぞるように手のひらで押し包み、ゆるゆると撫で上げていく。手のひらや指先に男の先走りの雫や先ほどの名残がついて、夜の手を濡らした。 「面白い意見だな。だが、そういうおまえだからこそ、後での楽しみも増すというわけだ。空に使っていたものをおまえに使ったとき、どんな表情が見られるか見ものだな」 「はん。頭の中でオレのこと、好きなだけ嬲っていいぜ。バイブでも手錠でも縄でもなんでも使えよ。それであんたが一人でマスかく姿を想像するだけで、こっちも笑えるからさ」 向かい合って、互いに強気の姿勢で舌戦を繰り広げていく。そのことで巧みな手淫に感じはじめている己の昂ぶりを制御し、意識を快楽からそらし続けた。さすがに経験が豊富なだけあって、思っていた以上に自分の体が感応しはじめているのをいやでも知らされる。 「私はいつまでもその生意気な口が減らないことを祈るまでさ。そうでなければつまらん。そういう部分で空と違うからこそ、おまえの存在を認められる――私にとって、空の二番煎じなら不要だ」 「あたりまえだろ。オレが空と同じでどうするよ。オレもオレと空が違うからこそ、イイんだろ。自分と同じヤツ相手に勃つかよ」 「ふ。おまえたち二人を同時にかわいがれないのがなんとも残念だな」 「オレも、現実世界で空を味わえねえことには大いに不満があるぜ。･･･なんだ、オレたちけっこう気が合うじゃねえか」 そう言って夜がひそやかに笑った。それに対して水都も、低い笑い声をこぼす。 そんな言葉を交わしながら、瞳の奥には、ここにいない別の少年の存在だけを住まわせる。 夜は水都の〝もの〟を触りながら、それがこれまでさんざん空を貫いてきたものだと考えると、このまま強い力で絞り込んで、捻じり切ってやりたい気持ちにも駆られた。 また水都にすればこれまで幾度も果てさせてきたそれが、〝中身〟が違うだけで見事に反応まで違うことに、新たな喜びと、そして同時に不満までもを感じさせられた。今まで行ってきた手淫に、空だったらとっくにみだれて甘い声で喘いでいたことだろう。しかし今自分の膝に乗り上げている体は、まだそこまで追い上げられてはいないようだった。空の体なのに空ではない――そのことが、心のどこかに冷たい感情を起こさせる。 新しい存在を喜ぶのと相反した、それでも厳然と存在する一人の少年だけに向けられた〝心〟。 水都は、少年自身を責めながら、胸に触れていた手を少年の背中に回した。少し汗ばみはじめているその背中を滑り降り、双丘を辿る。そして少年の体を少し持ち上げるようにして、奥まったそこに指を這わした。 「・・・・・っ」 「さすがにまだとろとろだな、夜。なにせあれだけかわいがったあとだからな」 双丘の奥にある秘所を明確に責められはじめて、さすがに夜の表情が少し変わった。声を殺すために口を閉じ、男の指が侵入してくる感覚に耐える。数秒間、水都自身を責めていた夜の手が止まった。 「ほら、少しひっかいただけで中のものがまたあふれ出てくるぞ。くく。今度は、おまえ自身にたっぷりと私のを味合わせてやるからな」 男の指が難なく侵入を果たし、少年の内部を指でかき回す。二本の指でかき回されただけで、先ほど〝空〟が受けた白濁した液体がこぼれて男の指を伝った。 水都の指と自分の中からこぼれ出る液体という二つの異物感に顔をしかめた夜は、手にかけていた男の一物を強く握りこんだ。 「･･･おい。よく考えてみればこの体勢って、オレにすっげえ不利じゃねえのか。オレ、自分の身体を支えるために片手しか使えねえんだぜ？ フェアに勝負する気なら、あんたも片手だけでやるべきだろう？」 「ふ。負けた場合の言い訳には便利だろう？ それとも、その不利をひっくり返せるほどの自信はないというわけか、夜」 「ンなふうにオレを挑発して、このまま続ける気かよあんた。思っていた以上に卑怯な男なんだな、あんたもさぁ」 「卑怯、か。それは最高の褒め言葉だな」 そう言って男は少年の中を犯していた指を増やした。三本の指でさらに激しく内部をかき回す。 夜の中を、甘い快感が駆け抜けた。額に薄く汗が浮かび、熱い吐息が濡れた唇からこぼれた。 「・・・・・・っ」 「それでも声を殺すとは強情だな。そろそろ、声をあげてもいいんじゃないのか？ そんなふうに我慢するのはきついだろう」 夜の表情を見て、男の顔に勝利への確信がみなぎる。 だがそれとほぼ時を同じくして、夜の口元にも、鮮やかな笑みが広がった。 「あんたもイきたいのに我慢するのはつらいだろう？ オレが、イかせてやるよ水都。あんたに･･･天国を見せてやる」 「･･･夜･･･？」 不利な状況にも関わらず笑ってみせた夜に対して、水都が不信を露にする。そんな水都にはかまわず、夜は自分の足に力を入れて腰を浮かした。自由になる片手を扱いていた男自身から離し、自分の内部に侵入している男の腕をつかんでそれを強引に引き抜く。 そして代わりに、そこに――自ら。 あくまでも視線は水都だけに定めたまま、不敵な笑みのままで、夜は男のそれを自分のそこに導いた。 固く勃ち上がっていた水都自身を手でつかんで自分の秘所にあてがい、それからゆっくり腰を落としてみせた。 夜の指に導かれて水都自身の先端にあたったそこは、幾度も経験した圧迫感を持っていた。徐々に腰を落とされるのに従い、そこが収縮し心地よく絞ってくる。少年が沈み込むたびに男は、中の蕩けそうな柔らかさとあたたかさを感じた。 「･･･される方は嫌いじゃなかったのか、夜・・・」 「ああ、一方的にされるのはごめんだね。だが・・・今は、オレがしているだろ？ されてるのはあんたのほうさ」 「墓穴を掘ったんじゃないのか？ それとももう勝負を投げたわけか」 「そんなことを言ってるあんたの顔も余裕なさげだぜ？ オレん中でしっかりまた育ってきてんじゃねえか」 水都自身をほとんど呑み込んだあと、夜は両手を男の肩に置いた。そうして自分の身体をぐっと引き上げ、すぐに力を抜いた。 「ん・・・っ」 「・・・・・・」 そして再び同じことを繰り返す。夜が動くたび、男とつながっているそこが粘ついた音を立てた。 また夜の動きがだんだん小刻みに、早くなっていく。 「はっ・・・さすがにあんた、いいものを持ってんじゃねえか･･･。ふ･･･悔しいけど、そこは認めてやるよ・・・っ」 「なるほど･･･同じ身体でも、動きがまるで違う、というわけか・・・」 夜の腰の動きに煽られながら、それでも水都もただ夜にされるがままになっていたわけではなかった。夜の中の快感を高めるために、とっくに先端が濡れはじめている夜自身をこれまで以上に強く扱きはじめる。 互いに絶頂に達するのは、もはや時間の問題だった。あとは順番の違いのみだ。 夜は水都の膨張したそれに最奥を突かれ、自分自身や胸の突起を嬲られた。 水都は夜の巧みな腰の動きで注挿を繰り返され、少年の中でさらに絞られる。 「・・・ふっ・・・っ」 「・・・・・・くっ・・・」 相手に声を聞かすまいと唇を噛んで耐えながら、それぞれに相手を先に達かせることに夢中になった。 「・・・あっ・・・っ」 やがて、絶頂が近いのか、夜が男の首に両腕を回した。きゅうっと力強くしがみつく。 その夜らしくない殊勝な行動に男の意識が奪われた一瞬、熱い吐息とともに、男の耳に少年のささやきが届いた。 「・・・あっ・・・も、よせ・・・やっ・・・みな、と・・・っ」 「――」 男の耳に飛び込んできた声はとてつもなく甘い、誰かの口調に酷似していて。 ――その瞬間。 水都は強烈な快感に襲われ、なにもかも引きずられるようにして少年の中に思いきり放っていた。 そしてわずかに遅れて、水都の中の少年自身がどくん、と震え、男の手の中で吐精した。 ３ 「・・・・・・」 「・・・・・・」 互いに自分の中の快感を放出したあと、荒い息を吐いて呼吸を整える。 夜は肺に新鮮な空気を収めながらも、男の首に回していた両腕をほどいた。片手で汗で濡れた髪をかきあげながら、男に対してにやりと笑ってみせた。 「このゲーム、オレの勝ちだったな。先にイったのはあんたのほうだぜ」 それに対して男はきつく眉根を寄せた。 険しい顔を浮かべた男の頬を、瞳に勝利への喜びを漂わせた夜の手が、ゆっくりとなぞった。 「ま、あんたもオレと一回ヤれて満足だろう。なかなか悦かったみたいだしな」 「今のはおまえに負けたわけではないだろう。ふ・・・なんとも卑怯なやり口を使うじゃないか」 「おいおい、いまさらなにを言い出すんだよあんた。どこも、なんにも卑怯じゃなかったはずだぜ？ ちゃんとオレがしてやったことだったろう？ ･･･あんたがオレを他の誰かに重ねようと、目の前にいる人間をちゃんと見てなかろうと、オレの知ったことじゃねえよ」 そう言ったあとで夜は男のものを自分の体から抜くと、身軽く男の膝から降りた。秘所からあふれ出たものが足をつたい落ちるのもまったく気にしたふうもなく、夜は男に向けてはっきりと宣言してみせた。 「約束は約束だろ。これでもうオレたちに――空に、手出しは無用だ。別のヤツでも見つけて、またあんた好みに調教でもなんでもするんだなぁ？」 「・・・・・・」 「そうそう、これももう不要だ。その、別のヤツにでも使えよ」 手足と首の自由を制限していた鎖を、夜が一つずつはずしていく。左手、右手、右足、左足・・・そして最後に首輪をはずすと、夜はそれを床に放り捨てた。 グレーの床にぶつかり、高らかな鎖の音が室内に響いた。 その音は、男からの解放の音でもあった。 夜はそれから床に落ちていた汚れた空の制服を躊躇なく着込むと、男を一瞥した。 「じゃあな。今後一切オレたちの前には現れるなよ」 「――空は･･･」 立ち去ろうとした夜に向けて、男の乾いた唇からかすかな呟きがこぼれた。それを拾った夜が、いくらか表情を険しくする。 「･･･あんたに心配される筋合いはねえよ。空はあんたから逃げたがっていたんだぜ。オレが出てこなかったら、空が壊れていたかも知れねえくれぇにな。そこまでオレの空を追い詰めた人間に、空のことを心配してもらいたくねえなぁ？」 「・・・・・・」 「これでもあんたのこと、殺さずに見逃してやってんだぜ。せいぜいオレに感謝するんだな」 それだけを言うと夜は男に背を向けた。もう振り返ることなく、この部屋をあとにする。 夜が勝負に勝ったことで、ここでようやく少年――たちは、水都真一朗という名の檻から抜け出せたのだった。 人気のない静まり返った廊下を歩きながら、少年は自分の胸に手をあて、そこに向かってゆっくりと話しかけた。 心の中に眠る、この世でもっとも大切な存在に向けて。 「空。もう、終わったぜ。オレたちはあの男から解放されたんだ。もう･･･怖がることはねえんだぜ、空・・・」 優しい囁きが、誰一人聞く者がいない廊下の、冷たい空気の中に吸い込まれていく。 わずかな反応すら返ってこなくても、それでも夜は心の中の存在をいとおしむように続けた。 「空が眠りたいというのなら今はまだ起こさねえさ。ただ、待ってるからよ。オレが、ちゃんと、お前のことを待っててやる。お前が安心してここに戻ってこられるようになったら･･･そのときは喜んでこの身体を明け渡すからさ・・・オレの――空・・・・・・」 そのときトクン、と。鼓動が重なった気がした。 それはまだ、とても儚いものだったけれど。 夜の顔に笑みが浮かんだ。 いつもの不敵な彼特有の表情ではなく、どこか、泣きそうな顔にさえ似ていた。 心の中に広がる、小さな、幻のような・・・《声》。 『ごめん･･･。夜･･･。オレ、最低、だよな・・・。いやなことを全部夜に押しつけていいなんて、だから安心していいだなんてものすごく･･･傲慢、だよな・・・』 「なーに言ってんだか。んなこといちいち気にする必要はねえんだぜ、空。オレはそのための存在なんだからよ。・・・オレはお前を守れればそれだけでいいんだからさ」 廊下で足を止めて、夜は愛の告白にも似た甘さをにじませて囁く。 自分と同じ場所に確かに存在している、少年に向けて――。 「おまえはオレに遠慮しねえで、とことんまで甘えていいんだぜ空。このまんまめちゃくちゃに甘やかして･･･オレなしじゃいられないくらいに体も心も蕩けさせてやるからよ」 「ふ、感謝、か・・・」 二人の少年たちが眠る部屋で、男もまた密やかに呟きを落としていた。 「いっそ、殺せばいいさ。本当に得られないのならな・・・」 それから男は椅子から立ち上がり、青い髪の少年が捨てていった鎖を拾った。その鎖を強く握りこんだあと、首輪にもなっているそのベルトにくちづけた。 「だが私もおとなしく殺されるのは性に合わん。くくく･･･本当にこれからが楽しみでならないな、夜･･･そして、空――」 厳かとさえ言えるほどに。 男はその少年の名前を、ゆっくりと呟いた。 真の解放は、いまだ少年たちのものではなかった。 ＥＮＤ |
これはキリリクで書いた、すきしょ２の水夜ＥＤ後、勝負の行方だったりします。 ベースに水空と夜空があります。水都先生が夜を気に入るのもかまわないけど、やはり一番は空であってほしい。勿論夜も然り、という、空至上主義らしい話作りとなってます。 自分の中では夜受けもありなんです。夜空前提の夜受けならｖ 受けに回っても毅然としててプライドを崩さない夜♪ ゲームをプレイしたあと頭の中に浮かんだ勝負の結果は、こうだったのですよ。 空を守るために譲らない夜。 逆に言えば、空を守るためならどんなことでもするだろうなと思ったのです。 ゲームで夜が言っていた「されるのがいや」とは、リードをとられるのがいや、だと解釈しました。だから自分からする分には抵抗がないかなって思ったんです。 そして空の体でつながってしまっても、別に空はそれまで水都先生に抱かれたことがないわけではなかったし、最終的に空を守れれば、（今の意識は自分なんだし）それもかまわないかな、と。 とにかくどんな方法ででも、夜にすれば空を守れれば（ひいては自分だけのものにできれば）いいのではないかと思ったのでした。 そしてそして、諦めない卑怯な水都先生（笑） ええ、本当に想像しましたとも！ 勝負は夜が勝つんだけども、そこで水都先生がおとなしく引くわけないって！ ふふふ。夜のプライドを守りつつも、しっかり水空も続いているという･･･そんな「勝負の行方」なのでした。 （ちなみにこの話の場合、水都＝真一朗の設定にはしていません。そこまで書くとややこしくなるので） |