ＰＳＰおかわりっ！感想 ※ただいまメモリースティックがないので、和希ルートしかクリアしていません。（ＰＳＰはセーブするものがないとデータをセーブできないんですね。ＤＳと同じように考えていました）→3/27現在手に入れたのでセーブできるようになりました ※ネタバレありです（クリア特典についても） ※管理人はＰＣ版とＰＳ２ヘヴン本編、ＰＳ２おかわりっ！はプレイしていますが、ＰＳＰ本編はプレイしていません。 ＜和啓ルート＋α＞ ・オープニング おおっ、なつかし〜。ヘヴンの曲だ〜。久しぶりに聞きました。 ・ゲーム開始 ＰＳ２版でプレイしたので、ストーリーを振り返りつつもどんどん進む。 それにしてもベルリバティの人たちは相変わらず楽しいなあ。あと、和希と成瀬さんのはもる台詞は、やはり今回も違和感を感じました。そんなに多くなくていいよ〜。 和啓大好き人間なので、個別ルート前も和啓に見えてきます。 ・和啓ルート 未プレイだったおかわりっ！をやろうと思い立ったのは本当に急で、勿論いつかはやりたいと思っていましたが、それはもう少し後、四月になって啓太の誕生日が近づいたら、と思っていました。それがあるとき、「そうだ、おかわりっ！やろう！」と。計画停電やら余震やらでストレスが溜まりつつあったので、それを吹き飛ばすため＆なにが起こるかわからないから今のうちに、ということで、うきうきとプレイ開始。ところが……おかわりっ！のストーリー共通の地震だけならともかく、和啓ルートって……。そういえばそうでしたね。すっかり忘れていました。地下に閉じ込められた啓太のところに、壊れた水道管からあふれた水が溜まってきたシーンでは、ゲームの世界ではなく現実を思い起こされました。ああ……。現実を忘れて楽しむためにゲームし始めたのに、おもいっきり現実を髣髴とさせるキーワードが重なっている……。おかわりっ！をプレイしてそんなふうに思う日がくるなんて、ＰＳ２版のときは思いもしませんでした。それまでヘヴン〜和啓〜と楽しんでいましたが、そこでは一気に現実の重さがズドーンとのしかかってきたようでした。 まあしばし頑張って現実を忘れて引き続きプレイ。 啓太がへこんでいるところでは、確かそこまでへこんだらへこみすぎでは？というような感想を以前に抱いたことを思い出しました。（以前の感想を読み返していませんが、啓太のネガティヴさに驚いたような覚えがあります）　啓太が落ち込んでいて、それを和希が慰めたり励ましたら、逆の立場になるより和希のかっこよさが引き立ちますよね。それは和希好きとしては嬉しいんですが、自分の中ではもう少し前向きな子のイメージがあったんで驚いたんですよね。 でも和希が言ったように、啓太のよさはその明るさややわらかさ、人の気持ちを和ませるところにあると思います。啓太がきて、確かに学生会と会計は以前より協力し合うようになったと思いますよ。あと成瀬さんだけでなく、自分の殻にこもりがちな岩井さんとかクセのある七条さんや中嶋さんなども、啓太が言ったら譲歩してくれることも多いと思います。それは本当に啓太の長所だと思いますね。（そうか〜、啓太がその長所を自覚して自分で動いているより、全然気づいてなくて、自然体でそういうふうにしているほうが素直な啓太らしいし、それを考えれば自分のよさにまったく気づいてなくてへこむのも、それはそれで啓太らしいのかもしれませんね） この啓太のよさを考えると、マイ設定ですが、やはり王様のあとの学生会長って啓太に向いていると思うんですよね〜。三年のときにやってもいいけど、二年連続でやってもいいと思います。王様に啓太がいいって指名されて、一年生だからと断ったけど、他の人々にも応援されて…。王様たちのときも、西園寺さんたちのときも、啓太が送辞を言えばいいと思います。（ＰＳ２版おかわりっ！プレイ前から、このサイトでは啓太が学生会長になるのってどうですか!?と大プッシュしていました。サイトの中で熱く語っていたくらいです。また、そんな妄想があるので、このサイト内の小説、和啓「親愛と感謝を込めて」・七啓「お届けもの」は、啓太が学生会長設定なのでした）←ここらへん脱線 和希の声を久々に聞いて、和希はやはり「お兄ちゃん」なんだな、と感じました。啓太と対等なようで、和希からはやはり啓太への気遣いとか、心配が感じられるんですよね。啓太からは対等（＝特別な年上扱いはしていない）けど、和希からは和希の性格もあるかもしれないけど、やはり年下に対する声、行動なんだな〜と思いました。（性格もあるんだろうけど、櫻井さんの声での本当に対等、同級生としての話し方を思い出すと、それに比べて和希は啓太への気遣いが年上のそれだな〜と感じます）　和希はやっぱり一人前の大人でしっかりしているせいかな。啓太に引っ張られることもあるけど、生活面や仕事面で啓太を頼みにしたり、ぼやぼやして発破をかけられることってなさそうですものね。 おかわりっ！では自信のなかった啓太。でも子供の頃は啓太のほうが自信を持っていたでしょうね。子供としての大きな自信。そんな啓太に好かれて、なつかれて、当時自分を振り返りもしなかった和希は頑張ったと思います。だから今逆に、啓太に自信を持たせてもらっていっぱしに成長した和希が、啓太のことを励まして与えられたものを返しているのかな〜と思いました。 それにしてもスーツ姿の和希はかっこいい！！！　懸命に啓太のよさを伝えているところは、和希の想いもつたわってきてきゅんきゅんしますね。理事長として働いているところもかっこよかったな〜〜〜。 最後の理事長室でのシーン。やはり石塚さんが「お邪魔いたしました」って言ったってことは、啓太のこと、気づいていそうですよね。 「さっきの続きしようか」「うん、する」←ここの啓太すんごくかわいいですよね！！！　啓太かわい〜〜〜〜。啓太にもきゅんきゅんします。 ・クリア特典 最初のじゃれあい。単にじゃれているだけかと思ったら、篠宮さんが来て慌てているあたり、本当にそういう流れだったのかな？ 寮のキッチンにて。ナイフの種類を細かく知っているあたり、いいところのお坊ちゃんなんだなという気がします。のちのちにも出てきますが、パーティーの準備とかで覚えたんだろうなあ。 そういえば和希の私服姿は久しぶりで、とても新鮮ですね。おかわりっ！本編は制服とスーツしか見なかったからなあ。ヘヴン本編中はなんとも思わなかったけど、この人これで成人なんだよなあ…。服のチョイスは学生に見えるようにか、もともとの和希の服なのか、どちらでしょうね。また、文章読みながら表情が見えるのっていいですよね。新作でなくても、カードで読んだときより二人のやりとりの雰囲気がよりはっきりと伝わってきます。 パーティーでの飾り切り……ああ、お坊ちゃん。さらっと言ってしまえるあたりが、和希にとっての日常を表していますね。 「いつも周りに誰かはいたんだぜ」…ヘヴン本編でもあったかな？　だぜ、って言葉はあまり和希には合わないイメージがあります。「いつも周りに誰かはいたんだ」とか。まあここでは言い訳っぽいせいもあるから、この言い回しなのかな。 小さいころはそういうの寂しいって思ってた……寂しいと思えてたんだ、和希！！　そういう感情、あんまり感じていないかと思っていました。当たり前すぎて麻痺していたというか……。だから、和希が寂しいと感じていたのなら、まだよかったと思うのです。……それとも寂しいと感じていたのはほんの小さいころの話で、すでに少年期には慣れていたとか…？（それもありそう…。あっ、ゲームで出てきた外で本を読んでいた和希は、すでに寂しさに麻痺しているような印象があるからだ。あのときはもう、今の状態を当たり前のこととして受け止めていそうですよね）　和希を好きでたまらなくなるのって、和希のこういうところなんですよね〜〜〜。本当に和希を知れば知るほど、今までの分もちゃんと和希にあたたかさを感じてもらって幸せにしたい！と思いますよね。 それにしてもこんなやりとりが和啓ですよね〜〜〜〜〜〜。子供の頃の話をあまりしない和希と、それに気づく啓太。そんな啓太を気遣える大人な和希。ああ〜、やっぱ和希と啓太は一緒に暮らすべきなんだな〜。人と一緒に食事を作ったり、一緒に食べることが当たり前のことだって経験を、和希にたくさんたくさんしてもらいたい！　ここで啓太が言っていたことは、和啓の一つのテーマであるような気がします。 “俺にできる精一杯で、和希のことを愛して、和希に幸せだって思ってもらいたいんだ” 勿論今でも和希は幸せを感じているだろうけど、もっともっと。そしてこれからもずっと続く幸せを感じてもらいたいですよね。 ああ〜、啓太って本当に和希のこと好きで嬉しいなあ。勿論啓太視点だから、より啓太の気持ちが伝わってくるんですが、そんなふうに和希のことを想っている啓太も大好きだよ！！！　ほんとに一生懸命でいい子だな〜と思います。 キッチンでのいちゃいちゃ。啓太のドキドキがものすごく伝わってきますね！　あとここのシーンで、私が一番好きな和希の表情を見られたのは嬉しかったです。この大人びた表情の和希大好き！！ さすがにキッチンではこの続きしなかっただろうけど、とりあえずりんごは塩水につけといたほうがいいと思います（笑） ・総括 久しぶりにヘヴンのゲームを楽しみました。（と言っても、まだ和啓しかクリアしていませんが） 和啓で、もう一つのルートを見るためにとはいえ、選びたくない選択肢を選ぶのはなかなかつらかったです。どうしても、啓太はこんなこと言わない、啓太にこんなこと言わせたくない、という気持ちがあって。特に和希に向ける台詞は、それだけ和希を傷つける言葉になるわけですからね。（しかもその選択の挙句、最後でからいお寿司食べるのって和希だけっぽいし、和希踏んだり蹴ったり…） おかわりっ！和啓ルートは、少し前からまたプレイしたいなあと思っていたので、今回プレイできて楽しかったです。やはり和希の理事長姿はかっこいい！！　そして和啓はおいしい！！ 今回のプレイにあたってＣＤドラマ第三弾の和啓シーンを聞きなおしたりしましたが、パラダイスでの和希の悩みを告白するシーンや、今回のクリア特典での子供の頃の話とか、和啓の深さをしみじみと感じさせますよね〜〜〜。最初のＰＣヘヴン本編だけじゃ出てこなかった和啓の深いところが公式として出されて、どんどん和啓にハマっていったんですよね〜。和啓は友達っぽいやりとりもあって、表面的には普通に明るく仲のよい恋人同士なんですけど、それだけじゃない和希と啓太の背景（年齢差、立場の差、育ちの差、思い続けた年月の差ｅｔｃ．）が、本当に深みを与えているというか、追求すればどこまでも追及できる味わい深さを感じさせるんですよね〜〜〜〜。 ああ、本当に和啓大好きだ！！